万一の場合に備えて…相続トラブルの例をご紹介します!

人の人生というのは、いつどのようなことが起こるのか分かりません。
今日は平穏に暮らしていても、明日何が起こるのかなんて誰にも分からないのです。
そうしたことを特に感じるのは、やはり人生における節目となる冠婚葬祭の時なのではないでしょうか。
特に、人の死を見送るような時というのは、昨日まで仲良く暮らしていた家族にも大きな争いが起こってしまうことがあるのです。

そうした家族のトラブルの典型的な例が「遺産相続トラブル」だと言われています。
今まで平穏に仲良く暮らしてきた家族でも、遺産相続問題をきっかけに家庭が崩壊してしまったり、そこから長年にわたる相続争いが起こる…などという話は時折耳にするのではないでしょうか。
しかし意外にも、多くの人が自分だけは「うちには遺産なんて無いし、そうしたトラブルとは無縁だろう」なんて思っているのです。
このような認識の低さや遺産相続に関する知識不足が、相続トラブルを悪化させる大きな原因だと言われています。
そこでここでは、万一の場合に備えて相続トラブルの例をお伝えしていきます。

例えば…今回は、あなたの父親が亡くなったことであなたとあなたの兄の2人で遺産を相続することになった場合を例に取って考えていきます。
基本として、遺産相続の場合にはあらかじめ民法で定められた「法定相続人」と呼ばれる、遺産を相続する権利を持った人がいるということを覚えておきましょう。
法定相続人は、被相続人であるあなたの父親の配偶者や子ども、そして親や兄弟姉妹が対象です。
今回の例の場合は、父親の配偶者であるあなたの母親は既に他界しており、父親の兄弟姉妹もすでに他界しているので、法定相続人は子どもであるあなたとあなたの兄ということになります。
しかし、あなたの兄は「父親の老後は自分たち家族が面倒を見たのだから」と言って、父親の遺産を独り占めしようとしたので、トラブルに発展してしまいます。

このようなトラブルが起きた場合、父親が遺言書を残してくれていればトラブルが長引くこともありません。
相続の基本として、遺言書がある場合の遺産相続は、遺言書の内容に沿って財産を分割して相続するようにします。
そうは言っても、このようなトラブルの場合はいつも遺言書があるわけではありません。
遺言書がない場合には、法律上で定められた一定の割合である「遺留分」を「遺産分割協議」により話し合って決めます。
これが相続トラブルの基本的な解決方法になりますが、話し合いがこじれそうな時には弁護士などの専門家に立ち会ってもらうのがオススメです。