相続の際の遺産分割協議の基本

人生には、誰もが予期することのできない万一の出来事が起こるものです。
家族の急な不幸や、親戚の事故、大きな自然災害に見舞われることなども、私たち人間には決して予期することができないのです。
私たちにできること…それは、そんな「万一の出来事」に備えて事前にきちんと準備をしておくこと。
特に、家族の誰かが急逝してしまうような不幸が起きた時には、後々家族間でトラブルにならないようにしっかりと前もって準備をしておくことが大切なのです。

そんな事前準備の中にぜひ入れておいていただきたいのが「遺産相続」に関する準備です。
遺産相続に関する家族間でのトラブルは年々増加傾向にあるとも言われていますが、前もって準備をしておくことできちんと対処することもできます。
ですから、将来的に遺産を家族に相続する予定がある人は、しっかりと準備をして知識を深めておきましょう。
そこでここでは、遺産相続の際に必ず必要となる知識の一つである「遺産分割協議」の基本的な知識についてお伝えしていきます。

例えば…あなたの親が他界して、兄弟姉妹間で遺産を分けることになったとします。
その場合には、遺産を相続する権利を持つ「相続人」が全員参加して行う「遺産分割協議」を行うと良いでしょう。
遺産分割協議に参加するのは、遺産を相続する権利をもつあなた自身と、あなたの兄弟姉妹全員です。
兄弟姉妹の中に未成年の人がいる場合には、必ず「代理人」を立てて遺産分割協議を行います。
相続人が1人でも欠けた状態で協議を行うと、その協議自体が無効となってしまうため、しっかりと準備して全員で話し合いの場を持つようにしましょう。

そうして遺産分割協議を行った後には、のちのトラブルを回避する意味でも、必ず「遺産分割協議書」を作成します。
協議書には「誰がこの話し合いに参加したのか」「話し合いの結果、誰がどのように遺産を相続するのか」を明記します。
そして、最後には遺産分割協議を行った日付と、参加した全員の署名捺印を忘れずにするようにしましょう。

遺産分割協議は、このように全員で話し合い、書類として記録を残すことで後々起こるかも知れない遺産相続トラブルを回避することにつながります。
将来の参考までに、ぜひ覚えておいてくださいね。